2019年3月11日
プレゼンター:大竹代表取締役
インフラ投資法人ってなんだろう
さあ、自分にとってはなじみのないインフラ投資法人の登場。J-REITみたいなものなんだろうくらいのおおざっぱなイメージだけ持って参加。
インフラ投資法人といっても日本で現在上場されているものはそのすべてが主たる対象を太陽光発電に絞っている。政府の再生可能エネルギーの固定価格買取制度が長期に安定的に収益が見込める投資対象として相性はいいのだろう。
時節柄、現在同投資法人の投資口価格が多少低迷している原因の一つである二つの新聞報道「出力制御ルール」についてと「事業用太陽光発電の未稼働案件」について、それらの実態やその影響力が限定的であること、なぜそう判断するかについての理由をそれなりの熱意と時間をかけて説明されていました。
なぜインフラ投資法人ってこんなに難しい専門用語が多いの?
それにしても、業界全体の問題なのだろうけど、何でこんなに専門用語が多いのだろう。資料や説明で理解できなくて後で調べる必要があった主な??用語だけでも「FIT」、「O&M」、「P50」、「スポンサーパイプライン」、「導管性」、「利益超過分配」等々。知らない自分も悪いのだけれど、個人投資家向けのセミナーなのだから、最初からわかりやすい日本語で説明してくれてもいいのにと思ってしまった。
それと、土地と設備を保有して売電収入をカナディアンソーラーグループ(スポンサー)経由賃料の形で収受する賃料設定形態が基本賃料(保証賃料)と実績連動賃料の合計になるのだが、要はスポンサーとの利益の折半方法をどのような取り決めで決めているの、という肝心の部分が変数Yであいまいになっている点、そして営業収入が予想より減っても(これは自然相手だからしょうがない)他の費用と収益とでちゃんと辻褄合わせて最後には予想通りの分配金にしてしまう、ここらへんがちょっとんん?、という印象であった。
一方、カナディアンソーラーグループが世界有数の太陽光発電関連会社であること、現在モジュールパネルの製造販売から発電所開発、管理運営まで一気通貫で手掛けており、この一気通貫のビジネスモデルの流れは他国でも一般的であり、バラバラな異業種から参入した他の投資法人とは一線を画していることはよく理解ができた。
また、今回海外からの出資者を積極的に引っ張ってきている点、FIT価格が低減していく中でもパネルメーカーとしての総合力を発揮できる点、今後FIT価格が低減していく趨勢下、規模の利益を追求できるポジションにいる数少ないファンドである点等々、評価できるポイントの数々もセミナーに参加させていただいてよくわかりました。
説明会ありがとうございます!
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