【西之門よしのや 酒蔵吟醸甘酒】

長野は関西から遠くはない

長野は最近遠くなってしまった。東京から身近だった長野も、関西からだとかなり遠い。たまたま長野の酒蔵(西之門)の試飲所でお話させてもらった方はもともと大阪の堺御出身の方だそうで、今はたまの帰省の折は新幹線で金沢経由で帰ると言われていた。

長野市内で見つけた長野の地酒が飲める超Coolなお店のマスターご夫婦は阪神タイガースの大ファンで、甲子園に応援に行かれる時は以前は名古屋経由列車で行かれていたそうだが今はもっぱらバスで行かれると。

自分は東京経由で、新幹線の乗れない青春18切符で横川からバスと18切符の使えない旧信越本線を使って長野までたどり着いたが、そんな方々のお話を聞いて、長野が関西から遠いなんて言ってはいられないとあらためて自分に言い聞かせた次第。

長野の醸造メーカーが作る自信の甘酒

ひさしぶりに善光寺さんにお参りして、その道すがらお決まりの酒蔵めぐり。善光寺の門前町に連なる街並みの一角に醸造メーカー【西之門】(株)よしのやの旧蔵がある。

今では生産は犀川の新工場に移管されたとのこと。長野市内の旧蔵は一般に開放してくれている。おかげで昔ながらの上槽用の槽(ふね)の現物も身近に触って見ることができた。

この旧蔵で製品の試飲コーナーがありお酒も試飲できる。お酒は現在の自分の好みとはちょっと異なったので購入はせず、かわりに大変美味しかった甘酒とお味噌、そして酒粕を注文した。

甘酒は改めてよく味わって飲むと、一切砂糖を加えずによくこれだけお米の甘さをが引き出されるものなのだなと、改めて麹の力に恐れ入る。

西之門の甘酒は口に含むと甘酒らしい風味と旨みは十分に広がるが、酒粕の癖のある臭いは抑えられており、テクスチャーも粘度は高くなく口当たりはまろやかである。

朝や晩に飲む時はストレートで楽しんで、昼にちょっと牛乳を加えてたしなんでいる。
これから利き酒の楽しみに甘酒も加わった。

(おまけ)味噌がおいしかった

甘酒と同時に買った味噌がまたおいしかった。HPの説明によると米麹の割合が通常より高い大豆10に対して米麹13の13割麹味噌で熟成期間を1年半おいている糀味噌とのこと。

出汁をつかわなくても味噌だけでもアサリ的な風味をかもしたおいしい味噌汁ができてしまう。もっぱら味噌汁や酒粕と合わせたかす汁で楽しんでいる。

やはり醸造、発酵技術は奥が深いです。

株式会社よしのや 長野市西之門町
精米歩合 60%
原材料 米麹 100%
アルコール 0%


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