【日本酒堪能記 雪男山(ゆきおとこやま) 純米大吟醸】

山形の酒造好適米【雪女神】を使用した純米大吟醸

このお酒も酒蔵の事務室で試飲させてもらって入手した一本。
お酒のパッケージには、

「…雪…女神?すみません、うち男山さんなんですけど?というわけで、県にはまことに申し訳ないのですが、雪男山になりました。」

県というのは山形県。率先して優れた酒造好適米を開発してきた山形が大吟醸、純米大吟醸クラスの酒米として開発したのが【雪女神】。この【雪女神】を100%使用して男山酒造が作った純米大吟醸酒が【雪男山】。

ニョロニョロみたいな絵が付いたこの【雪男山】のパッケージには好感が持てる。

お酒はというと、直球ストレート、重い球が低めにズドンと決まる、こんな印象。香りは抑えめ、でもほんのり香おる。エレガントとは言わないが綺麗なお酒。後味もしつこくない。ボディはしっかり。うるささや棘がほとんど無い。

タンパク含量が少なく心白発現率が高い、こんな【雪女神】のお米の特徴を男山がお酒で表現するとこうなるんだ、大変満足のいく一本でした。好みの傾向が多少異なる家内もいたく気に入っていた。

男山酒造(株)(山形県山形市)
山形県産 雪女神100%使用
精米歩合 40%

「山廃仕込み、山形酵母単独使用で味わいを重視した純米大吟醸です。華やかさとは違う方向で何事かを成し遂げていきたい。そんな意気込みも含めてお楽しみいただければ幸いです。」こんなパッケージのメッセージがよく伝わるお酒でした。


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